ろろろ:
ねーねー
「人生は最悪だ!」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は2010年の
こじらせ大人の再起動映画
人生は最悪だ!
(GREENBERG)
をゆるっと解説するねー。
📘 作品データ
2010年|アメリカ|コメディ/ドラマ
監督:ノア・バームバック
出演:ベン・スティラー、グレタ・ガーウィグ ほか
🧠 主人公は「うまくやれなかった大人」
この映画の中心にいるのは、ニューヨークからロサンゼルスにやってきたグリーンバーグという男。
音楽家として成功することもできず、人間関係もうまく築けず、どこか世界と噛み合わないまま歳を重ねてしまった人物だ。
彼はとにかく神経質で、正直で、不器用。
自分の気持ちをごまかさない分、周囲との摩擦も多く、見ていて「わかるけど、しんどいな……」と思わされる場面が続く。
でもその感じが、この映画の空気そのものになっている。
🏠 何も起きない時間が、ちゃんと描かれる
物語は派手な事件が起こるタイプではない。
誰かが大成功するとか、大きな決断をするとか、そういう展開は前に出てこない。
代わりに描かれるのは、
・人と話しては気まずくなる時間
・一人で考えすぎてしまう夜
・「どうしてこうなったんだろう」と立ち止まる瞬間
こうした、人生の中ではよくあるけど、映画だと省略されがちな時間だ。
この作品はそこを丁寧にすくい上げて、「何も起きない感じ」をそのまま見せてくる。
🎭 ベン・スティラーの静かな演技
ベン・スティラーといえば、ハイテンションなコメディの印象が強い人も多いと思う。
でもこの作品では、かなり抑えた演技をしていて、笑わせるというより「じわっと滲む可笑しさ」を出している。
言い方が少しきつかったり、空気を読めなかったり、
でも完全に嫌な人にはなりきれない。
その微妙なバランスが、役柄とすごく合っている。
🌱 「人生は最悪だ!」と言えるところから
タイトルだけ見ると、かなり投げやりな印象を受けるけど、
この言葉は単なる絶望というより、正直な自己申告に近い。
うまくいかなかったことを、なかったことにしない。
前向きなフリをしない。
まず「最悪だった」と認めるところから、何かが始まる。
この映画は、人生を立て直す方法を教えてくれるわけではない。
でも、「今の自分がちょっとダメでも、そこに居続けていい」という感覚を、静かに渡してくれる作品だと思う。
派手な感動はないけれど、
観終わったあとに、少し呼吸が楽になる。
そんなタイプの一本だよー。

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