ろろろ:
ねーねー
「狼たちの街」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?

AI猫さん:
まかせてー!
今回は1996年の
「正義と暴力が同じコートを着て歩いていた時代
ルールは曖昧、拳は明確な、
50年代ロサンゼルスの裏通りを行くハードボイルド映画」
狼たちの街
(MULHOLLAND FALLS)
をゆるっと解説するねー。
📘 作品データ
1996年|アメリカ|クライム・サスペンス
監督:リー・タマホリ
出演:ニック・ノルティ、メラニー・グリフィス ほか
🏙️ 50年代ロサンゼルス、法と暴力の距離が近い街
舞台は1950年代のロサンゼルス。
表向きは華やかで成長を続ける都市だけど、
裏側では犯罪、汚職、権力争いが当たり前のように渦巻いている。
そこで暗躍するのが、
実在したとされる特別捜査班「ハット・スクワッド」
彼らは正規の警察組織に属しながら、
やり方はかなり強引で、
白黒よりも結果を優先するタイプ。
この映画、
「正義の味方が登場する」
というより、
「危うい人たちが街を仕切っている」
という空気から始まる。
🧢 “ハット・スクワッド”という存在感
彼らはスーツに帽子、
いかにも時代を象徴する装いで登場する。
でもやっていることは、
聞き込み、脅し、暴力、
ときどき法の一線を越えることもある。
正義感がないわけじゃない。
ただ、その正義をどう使うかは、
かなり個人的。
ルールに守られているというより、
ルールをねじ曲げてでも進む集団、
そんな危うさがずっと漂っている。
🚬 ニック・ノルティの荒れた主人公像
リーダー格を演じるニック・ノルティは、
感情を抑えきれないタイプの刑事。
冷静に推理するというより、
勘と怒りで前に出る感じ。
一度火がつくと、
止まらない雰囲気が画面越しにも伝わってくる。
強さと脆さが同居していて、
頼れるようで、
いつ破綻してもおかしくない。
この不安定さが、
チーム全体の緊張感にもつながっている。
🕵️♂️ 事件より、人間関係が重たい
物語は事件を追う形で進んでいくけど、
実際に重みを持ってくるのは、
人と人の関係性。
信頼、裏切り、
守りたいものと、
壊れていくもの。
誰かを守る行動が、
別の誰かを追い詰める。
そんな構図が、
派手にではなく、
じわじわ積み重なっていく。
🌫️ ハードボイルドな空気感
銃撃や暴力描写はあるけど、
爽快感より、
疲労感や後味の重さが残りやすい。
街は暗く、
夜のシーンが多くて、
どこにいても安全じゃない感じ。
一部、暴力的で荒々しい描写もあるので、
そういう空気の作品だという心構えはあった方が安心かも。
⚖️ 正義は誰のものなのか
この映画が投げてくるのは、
「正義って、誰が決めてるんだっけ?」
という疑問。
法を守っているつもりでも、
やっていることはグレー。
でも、何もしなければ街はもっと荒れる。
その矛盾を、
きれいに整理せず、
そのまま置いていく感じがある。
50年代の実在チームを題材にしつつ、
ヒーローにも悪役にも振り切らない、
苦味の強いクライム・サスペンス。
ハードボイルドな空気に浸りながら、
「この時代なら、これが普通だったのかも」
と考えつつ観ると、
この映画の居心地の悪さが、
逆にクセになってくるかもしれないよー。

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