ろろろ:
ねーねー
「アイズワイドシャット」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は1999年の
欲望と不安が静かに絡み合う大人のサスペンス映画
アイズ ワイド シャット
(EYES WIDE SHUT)
📘 作品データ
1999年|アメリカ|サスペンス・エロティック
監督:スタンリー・キューブリック
出演:トム・クルーズ、ニコール・キッドマン ほか
👁 きっかけは、夫婦の何気ない会話
物語の始まりは、とても日常的。
裕福で安定した生活を送る夫婦が、ある夜、ふとした会話を交わす。
その中で語られるのは、
相手を傷つけるつもりのない、正直すぎる感情。
このやりとりが、
主人公の心に小さな違和感を残す。
映画は、ここから一気に大事件へ進むわけではなく、
感情のズレをじっくりと追いかけていく。
🌃 夜のニューヨークをさまよう男
主人公は、その違和感を抱えたまま、夜の街へ出ていく。
目的がはっきりしているわけでもない。
ただ、落ち着かない気持ちのまま、
偶然と選択を重ねていく。
この夜の移動そのものが、
彼の内面を映しているように感じられる。
街は現実的なのに、どこか夢の中のよう。
キューブリックらしい、不安定な空気が漂う。
🎭 秘密めいた世界との距離感
物語の途中で、
主人公は明らかに「別の世界」に足を踏み入れる。
そこは華やかで、秩序があり、
同時に強い緊張感をはらんだ場所。
この映画は、その世界を説明しすぎない。
なぜ存在しているのか、
誰がどこまで関わっているのか。
分からないことが多いからこそ、
観ている側も主人公と同じ不安を感じる。
🧠 愛と欲望は、必ずしも同じ方向を向かない
この作品が描いているのは、
刺激的な出来事そのものよりも、
それに揺れる心の動き。
愛している。
でも、知らない部分がある。
信じている。
でも、不安になる。
そうした感情が、
言葉や沈黙の間に滲み出てくる。
映画は、答えをはっきり提示しない。
観る側に考える余白を残す。
🎞 キューブリック最後の長編作品として
本作は、スタンリー・キューブリックの遺作。
派手な演出や、分かりやすい結論は避けられ、
全体はとても抑制されたトーンで進む。
その分、
細かい仕草や視線、間が強く印象に残る。
一度観ただけでは掴みきれず、
時間を置いて観返すと、
別の表情が見えてくるタイプの映画だ。
🌫 夢と現実の境界が曖昧になる感覚
この映画を観終えたあと、
「全部現実だったのか?」
と少し考えてしまう。
夜の出来事の連なりが、
どこか夢の記憶のように残るからだ。
それが、この作品の狙いでもある。
愛、信頼、欲望、恐れ。
はっきり線を引けない感情たちを、
静かに並べて見せる一本。
🌙 大人向けの、考え続けてしまう映画
刺激的なイメージはあるけれど、
本質はとても内省的。
夫婦関係や、人が心の中に抱える「見せない部分」に、
そっと触れてくる。
観終わったあとも、
しばらく頭の中に残り続ける。
キューブリックらしい、
簡単には飲み込めない一作だよ。

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