ろろろ:
ねーねー
「神経衰弱ぎりぎりの女たち」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は1987年の
感情が先に走り出して、理屈があとから追いかけてくる、
色とテンションが大渋滞するスペイン発コメディ映画
神経衰弱ぎりぎりの女たち
(MUJERES AL BORDE DE UN ATAQUE DE NERVIOS)
をゆるっと解説するねー。
📘 作品データ
1987年|スペイン|コメディ
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:カルメン・マウラ、アントニオ・バンデラス、フリエタ・セラーノ ほか
💄 冒頭から感情がフルスロットル
物語は、ある出来事をきっかけに、主人公の女性が感情的に追い詰められていくところから始まる。
ただし、この映画では「落ち着いて状況を整理する」という方向には進まない。
電話、留守番電話、行き違い、誤解。
日常にありそうな要素が、少しずつズレながら積み重なって、
気づけば部屋の中も人間関係も、かなり騒がしい状態になっていく。
🎭 登場人物は全員ちょっと極端
出てくる女性たちは、みんな感情表現がストレート。
怒るときは怒り、泣くときは泣き、思い立ったらすぐ行動する。
冷静な調整役がいるというより、
それぞれが自分の感情を最優先で動いている印象が強い。
その結果、会話はかみ合ったりズレたりを繰り返し、
状況はどんどんややこしくなっていく。
🌈 色彩と美術が感情を代弁する
アルモドバル初期作品らしく、
部屋の色、衣装、小物の主張がとにかく強い。
現実離れしているようで、
不思議と登場人物の感情にはよく合っている。
落ち着いた色調で撮られていたら重くなりそうな場面も、
鮮やかな色のおかげで、どこか軽やかに流れていく。
🧠 真面目に考えるほど、ズレていく感じ
この映画は、理屈で整理しようとすると、
逆に混乱していくタイプのコメディ。
なぜそうなるのか、
どうすれば解決するのか、
そういった問いはあまり重要視されていないように見える。
「感情が爆発すると、世界はこう見えるかもしれない」
そんな感覚を、そのまま映像にしているような印象がある。
🎬 見終わったあとに残る感触
ドタバタしているのに、どこか洗練されていて、
騒がしいのに不思議と疲れにくい。
登場人物たちの行動に共感するかどうかより、
このテンポと色と勢いを楽しめたかどうかで、
印象が決まりそうな一本。
感情が前に出すぎたときの世界を、
少し誇張して、少し笑いに変えて見せてくれる。
そんな余韻が残る映画。

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