ろろろ:
ねーねー
「ペーパー・ムーン」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は1973年の
ちょっと不器用で心あたたまるロード・ムービー
ペーパー・ムーン
(PAPER MOON)
📘 作品データ
1973年|アメリカ|ロード・ムービー
監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
出演:ライアン・オニール、テイタム・オニール ほか
🚗 モノクロの道を進む、ちいさな旅のはじまり
この映画の舞台は、1930年代のアメリカ。
物語は、とある事情で一緒に旅をすることになった、大人の男とひとりの少女の関係から始まる。
血のつながりがあるのかどうかも、最初ははっきりしない。
でも、行動を共にする時間の中で、二人の距離が少しずつ形を持ちはじめる。
白黒映像なのに、不思議と冷たさはなくて、
どこか絵本みたいなやさしさがあるのが印象的。
👨👧 大人より大人な少女と、頼りない大人
この作品の魅力は、なんといっても二人のバランス。
男は口が達者で、要領もいい。
でも、どこか信用しきれない。
一方で少女は、年齢のわりにとても現実的で、頭の回転も早い。
感情だけで動かないところが、妙に大人びている。
二人の会話はテンポがよく、
軽口の応酬なのに、ちゃんと性格が伝わってくる。
🧾 小さな詐欺と、大きな信頼
旅の途中で、二人はある“仕事”をする。
それは大それた犯罪じゃなく、どこかセコくて、笑えてしまうもの。
この映画は、それを正義とも悪とも断定しない。
ただ、そのやりとりの中で、
「この二人はどういう関係になっていくのか」を静かに見せていく。
行動の積み重ねが、
言葉よりも雄弁に関係性を語ってくれる。
🎞 モノクロだからこそ残る余韻
カラーが当たり前だった時代に、あえてのモノクロ。
その選択が、物語を少し昔話のように見せてくれる。
感情を煽りすぎず、淡々としているのに、なぜか印象に残る。
道、車、町、人。
全部がシンプルだから、二人の表情や間が際立つ。
🌙 観終わったあとに、やさしく残るもの
大きな事件が起きる映画じゃない。
でも、観終わったあとに、
「この二人をもう少し見ていたかったな」と思わせる力がある。
父と娘が演じているからこそ生まれる、
作り物っぽくない空気感も、この作品ならでは。
派手さはないけど、
静かに寄り添ってくれるような一本。
気負わず、ゆっくり観たい夜におすすめだよ。

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