ろろろ:
ねーねー
「ニッケルオデオン」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は1976年の
映画が生まれた瞬間を愛情たっぷりに描く映画賛歌コメディ
ニッケルオデオン
(NICKELODEON)
📘 作品データ
1976年|アメリカ|コメディ
監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
出演:ライアン・オニール、テイタム・オニール ほか
🎥 まだ映画が「発明」だった時代へ
この映画の舞台は、映画産業が今の形になる前のハリウッド。
撮影のルールも、成功の方程式も、まだ誰も知らない時代だ。
登場するのは、映画に取り憑かれた男たち。
儲かるかどうかも分からないのに、とにかく撮る。
失敗しても、また撮る。
映画は芸術でも産業でもなく、
まずは「やってみるもの」だった。
そんな空気が、全編に漂っている。
👨👧 情熱的な大人と、冷静な子ども
中心にいるのは、情熱先行型の大人たちと、
どこか一歩引いた目線を持つ少女。
大人たちは夢を語り、現場で空回りし、
トラブルが起きても止まらない。
一方で少女は、その様子を淡々と見つめている。
無邪気というより、観察者に近い存在だ。
この距離感が、映画全体のリズムを作っている。
熱くなりすぎず、冷めすぎない。
🎞 ドタバタの中にある、映画作りの原点
撮影現場は、いつも混乱している。
予算は足りない、予定は狂う、人も集まらない。
それでも彼らは、カメラを回す。
うまくいかないことすら、次の工夫につながっていく。
この映画は、
「映画作りって大変だよね」
では終わらない。
「それでもやめられない理由」が、
笑いの中にちゃんと込められている。
🌀 コメディだけど、どこかノスタルジック
全体は軽快なコメディ。
テンポもよく、会話もにぎやか。
でも、不思議と騒がしすぎない。
そこには、映画の始まりを振り返る、
やさしいノスタルジーがある。
成功も失敗も、全部ひっくるめて、
「この混沌があったから今がある」
そんな視線が感じられる。
🎬 ボグダノヴィッチの映画愛がにじむ一本
ピーター・ボグダノヴィッチ自身、
古典映画を深く愛してきた監督。
その視点で描かれるハリウッド黎明期は、
批判でも美化でもなく、親しみのある距離感だ。
映画を神聖視しすぎない。
でも、軽くも扱わない。
好きだからこそ、
その不格好さまで抱きしめている感じがある。
🌟 映画が好きな人ほど、楽しめる
派手な感動や大きなドラマは控えめ。
でも、映画がどうやって生まれ、
どうやって人を夢中にさせてきたのか。
その原点を、
笑いながら思い出させてくれる作品。
映画好きが観ると、
ちょっと胸があったかくなる。
そんな、やさしい映画賛歌だよ。

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