ろろろ:
ねーねー
「シャイニング」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は1980年の
静かな狂気がじわじわ侵食してくる名作ホラー映画
シャイニング
(THE SHINING)
📘 作品データ
1980年|イギリス|ホラー
監督:スタンリー・キューブリック
出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル ほか
🏨 舞台は、人気のない巨大ホテル
物語の舞台は、冬の間閉鎖される山奥のホテル。
管理人として雇われた一家が、長期間ここで暮らすことになるところから始まる。
外界から切り離された空間。
人の気配が消えた広い廊下。
整いすぎた内装。
この映画は、
「何かが起きそう」という感覚を、
序盤からじっくり積み上げていく。
👨👩👦 家族という、逃げ場のない関係
登場するのは、父・母・子の三人家族。
閉鎖空間の中で、距離は物理的にも心理的にも近くなっていく。
小さな違和感や、
言葉にされない不安が、
日常の中に少しずつ混ざり込む。
この映画は、
はっきりとした恐怖よりも、
「空気が変わっていく感じ」を大切にしている。
🧠 正気と狂気の境目が曖昧になる
主人公の父親は、
最初から異常な人物として描かれるわけではない。
むしろ、
どこにでもいそうな不器用さを持った人間。
でも、孤立と重圧の中で、
考え方や態度に、わずかなズレが生まれていく。
この「少しずつ変わっていく」過程が、
とても不気味で、逃げ場がない。
🎥 カメラの動きが恐怖を作る
本作の怖さは、
突然の驚かしよりも、映像の設計にある。
長い廊下を進むカメラ。
一定の速度で追いかける視点。
不自然なほど整った構図。
それらが合わさることで、
「見てはいけないものを見ている感覚」が生まれる。
音楽や効果音も、
感情を煽るというより、
不安を持続させる役割を果たしている。
🧩 原作とは違う、映画ならではの恐怖
原作はスティーヴン・キングの小説だけど、
映画版は大胆な改変が施されている。
説明を省き、
心理描写を映像に置き換える。
その結果、
理由が分からないまま恐怖だけが積み重なる。
分からないからこそ、
観る側は考え続けてしまう。
🌫 ホラーなのに、どこか美しい
恐怖を描いているはずなのに、
画面はどこか洗練されている。
色彩、構図、空間の使い方。
どれも計算され尽くしていて、
「怖いのに目を離せない」状態になる。
ホラーというジャンルを使いながら、
映像美そのものを強く意識させる作品だ。
🧠 キューブリック流ホラーの完成形
スタンリー・キューブリックは、
恐怖を感情ではなく、構造として描く。
何が起きるかより、
「どう感じさせるか」。
その姿勢が、
この映画全体に貫かれている。
だからこそ、
一度観ただけでは消化しきれず、
後からじわじわ思い出してしまう。
🌙 観終わっても終わらない怖さ
派手な演出に慣れていると、
最初は静かすぎると感じるかもしれない。
でも、
観終わったあとに残る不安感は、かなり強い。
「何が怖かったのか」を言葉にしにくい。
それこそが、この映画の恐怖。
ホラー映画の枠を超えて、
映像体験として語り継がれてきた理由が、
しっかり分かる一本だよ。

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