ろろろ:
ねーねー
「スターシップ・トゥルーパーズ」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は1997年の
熱血なのに、どこかズレてるSF戦争映画
スターシップ・トゥルーパーズ
(STARSHIP TROOPERS)
をゆるっと解説するねー。
📘 作品データ
1997年|アメリカ|アクション・SF
監督:ポール・ヴァーホーヴェン
出演:キャスパー・ヴァン・ディーン、デニース・リチャーズ ほか
🚀 人類 vs 宇宙昆虫、という分かりやすさ
タイトルと設定だけ見ると、
完全に王道のSF戦争もの。
人類が宇宙へ進出し、
未知の敵・巨大な昆虫型生命体と戦う。
構図はとにかくシンプルで、説明も分かりやすい。
物語は、若者たちが軍に入り、
戦場へ向かっていくところから始まる。
友情や恋愛、成長といった要素もあって、
一見すると青春映画っぽさすらある。
だからこそ、
最初はかなり“観やすい”
🪖 明るすぎる戦争映画
この映画、
戦争を描いているのに、やたら明るい。
訓練シーンは活気があり、
兵士たちは前向き。
命が軽く扱われる場面すら、
どこか勢いで押し切られる。
プロパガンダ映像のような演出や、
テンポの良いナレーションもあって、
「戦うこと」がヒーロー的に見える瞬間が多い。
でも、
その明るさが続くほど、
少しずつ違和感が溜まっていく。
🐜 敵が「虫」なのが意味深
敵は宇宙から来た巨大な昆虫。
言葉も通じず、感情も見えない。
この設定のおかげで、
「敵を倒すこと」への迷いがほとんどない。
倒しても罪悪感が生まれにくい。
でも、
だからこそ怖い。
相手が理解不能な存在になると、
戦争は一気に単純化される。
正義と悪の線引きが、
あまりにも簡単にできてしまう。
この映画は、
その単純さを、
あえて全力で押し出している。
🌀 痛快さの裏にあるもの
ド派手な戦闘シーン、
次々と散っていく仲間たち。
映像としてのインパクトは抜群で、
アクション映画として普通に面白い。
ただ、
観ているうちに
「これ、どこまで本気なんだろう?」
という気持ちも湧いてくる。
感動的なセリフや展開が、
少しだけわざとらしい。
ヒロイズムが、
妙に強調されている。
それは皮肉なのか、
それとも本気なのか。
判断を観客に委ねてくる感じがある。
🎥 ヴァーホーヴェン流・戦争の見せ方
監督ポール・ヴァーホーヴェンは、
いつも観る側を信用しない。
説明しすぎないし、
「これは批判です」とも言わない。
ただ、
分かりやすい形を極端なところまで押し出す。
スターシップ・トゥルーパーズも、
「痛快SFアクション」として観られる一方で、
そのノリ自体が問いになっている。
気持ちよく盛り上がっていいのか。
それとも、
盛り上がってしまう自分を疑うべきなのか。
🌌 何も考えずにも、考えながらでも
この映画は、
ただ楽しむだけでも成立する。
巨大な敵、
大量の兵士、
派手な戦闘。
エンタメとしての力は強い。
でも、
観終わったあとに
少し引っかかりが残る人も多いはず。
それはきっと、
この映画が
戦争そのものより、
「戦争をどう楽しんでしまうか」を
映しているから。
スカッとしたい夜にも、
ちょっと考えたい夜にも合う。
そんな、
不思議な立ち位置のSFアクションだよ。

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