ろろろ:
ねーねー
「バッファロー’66」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は1998年の
不器用すぎる愛が、静かに滲む映画
バッファロー’66
(BUFFALO ’66)
をゆるっと解説するねー。
📘 作品データ
1998年|アメリカ|ドラマ・ラブロマンス
監督:ヴィンセント・ギャロ
出演:ヴィンセント・ギャロ、クリスティナ・リッチ ほか
🧊 ぎこちない男が、世界に戻ってくるところから
物語は、
どこか世の中とズレた感覚を持つ男が、
久しぶりに“外の世界”へ戻ってくるところから始まる。
彼は無愛想で、
人との距離の取り方が極端に下手。
怒っているようにも見えるし、
何かを必死に守っているようにも見える。
この映画は、
彼が何を考えているのかを
親切に説明してくれない。
代わりに、
態度や沈黙、間の取り方で、
少しずつ輪郭を浮かび上がらせていく。
👩🦰 予想外に現れる、柔らかい存在
そんな男の前に、
ふいに現れるのが、
クリスティナ・リッチ演じる女性。
彼女は、
とても穏やかで、
押しつけがましさがない。
状況に流されているようで、
実はちゃんと自分の感覚を持っている。
二人の関係は、
最初からロマンチックでも、
分かりやすくもない。
むしろ、
「この二人、大丈夫かな」と
心配になる距離感。
でもその不安定さが、
この映画の一番の魅力になっている。
🌀 会話よりも、空気で進む映画
バッファロー’66は、
セリフで感情を説明しない。
沈黙が長く、
気まずい間がそのまま残される。
普通の映画なら
カットされそうな瞬間が、
あえて丁寧に置かれている。
そのおかげで、
観ている側は
登場人物の感情を
“感じ取る”しかなくなる。
分かりやすさより、
生っぽさ。
この映画は、
ずっとその選択をしている。
🧠 愛情の形が、かなり歪んでいる
ここで描かれる恋は、
健全とも、理想的とも言いにくい。
依存っぽさもあるし、
危うさもある。
それでも、
どこか嘘がない。
「好きだからこうする」
「大切だから優しくする」
そういう整った関係性ではなく、
どうしていいか分からないまま、
相手のそばにいる感じ。
その不完全さが、
逆にリアルに響く。
🎭 ヴィンセント・ギャロの自己表現として
監督・脚本・主演・音楽まで
ヴィンセント・ギャロが手掛けているこの作品は、
かなり個人的な匂いが強い。
好みははっきり分かれると思う。
自己中心的に見える瞬間もあるし、
不快に感じる人もいるかもしれない。
でも同時に、
「これを撮らずにいられなかった」
という必死さも伝わってくる。
整っていないからこそ、
記憶に残るタイプの映画だ。
🎶 音楽と映像がつくる、独特の余韻
音楽の使い方も特徴的で、
感情を煽るというより、
場の空気をそのまま伸ばす感じ。
印象的なシーンが、
説明抜きで心に残るのは、
映像と音の距離感が近いから。
観終わったあと、
はっきりした感動より、
「なんか忘れられない」という感覚が残る。
🌫 好きになれなくても、残る映画
バッファロー’66は、
万人向けではない。
でも、
刺さる人には、
かなり深く刺さる。
不器用な人間関係。
言葉にできない感情。
誰かと一緒にいるのが、
怖くて、でもやめられない感じ。
そういうものに
少しでも心当たりがあるなら、
この映画は
静かに寄り添ってくる。
淡くて、
歪で、
忘れにくい。
そんな恋の映画だよ。

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