ろろろ:
ねーねー
この映画まだ見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は
全員が嘘をつき、全員が何かを隠している
会話と視線だけで神経を削ってくる完全犯罪映画
インサイド・マン
(INSIDE MAN)
を解説するねー。
📘 作品データ
2006年|アメリカ|サスペンス・ドラマ
監督:スパイク・リー
出演:デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、ジョディ・フォスター、クリストファー・プラマー ほか
🏦 白昼の銀行で起きる異常事態
舞台はニューヨーク、昼間のマンハッタン。
マンハッタン信託銀行に、完全武装の強盗団が侵入する。
彼らは銃を突きつけ、人質を取る。
ただし、やり方が少し変わっている。
犯人と同じ服装と覆面を、人質全員に着させてしまう。
外から見れば、
誰が犯人で、誰が人質か、さっぱり分からない。
この時点で、事件はもう一段階ひねられている。
🚔 現場に立つ刑事フレイジャー
対応にあたるのは、N.Y.市警の刑事フレイジャー。
有能そうに見える一方で、
汚職の疑いをかけられているという立場の危うさも抱えている。
犯人グループのリーダー、ダルトンは、
交渉の場でも余裕を崩さない。
挑発とも冗談とも取れる言葉を投げてきて、
会話そのものが心理戦になっていく。
👔 もう一人の交渉役
そこに現れるのが、女性弁護士マデリーン。
彼女は銀行会長から極秘の依頼を受けて、
事件に関わることになる。
警察でも犯人でもない立場。
でも、彼女だけが知っていそうな空気が、最初から漂っている。
交渉のテーブルが増えたことで、
事件は単なる銀行強盗じゃなくなっていく。
🧠 誰が主導権を握っているのか
この映画、
銃撃やアクションより、会話が一番スリリング。
質問の投げ方、沈黙の使い方、
一瞬の表情で、立場が入れ替わる。
犯人が有利なのか、
警察が追い詰めているのか、
それとも、まったく別の誰かが糸を引いているのか。
観ている側も、
「今、誰の思惑通りなんだ?」
と考えながら進むことになる。
🎭 俳優同士のぶつかり合い
デンゼル・ワシントンの軽妙さと強さ、
クライヴ・オーウェンの冷静で不気味な存在感、
ジョディ・フォスターの一言で空気を変える感じ。
誰かが前に出ると、
別の誰かが静かに取り返す。
会話のキャッチボールそのものが見どころになっている。
🎬 スパイク・リーの犯罪映画
スパイク・リー作品だけど、
説教っぽさはかなり抑えめ。
ただ、
権力、金、過去の罪といったテーマは、
事件の背景として確実に忍ばせてくる。
派手さよりも、
構造のうまさと、視点のズレを楽しむタイプの演出。
🔍 観終わったあとに残る感覚
話が進むほど、
「これは何の事件だったんだろう」
という感覚が強くなっていく。
単なる完全犯罪なのか、
それとも、別の目的があったのか。
答えは用意されているけど、
受け取り方は観る人に委ねられている感じ。
静かに唸らされて、
最後にもう一度タイトルを見返したくなる。
そんな知的な後味の一本だよー。

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