ろろろ:
ねーねー
この映画まだ見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は
笑っていいのか戸惑いながら、気づくと背筋が伸びてる
実話なのに現代を直撃してくる映画
ブラック・クランズマン
(BLACKkklansman)
を解説するねー。
📘 作品データ
2018年|アメリカ|ドラマ・コメディ
監督:スパイク・リー
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、アダム・ドライヴァー、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス ほか
📞 ありえない潜入捜査の始まり
舞台は1979年のコロラド。
ロンは、地元で初めて黒人として刑事に採用される。
ただ、配属は地味な資料係で、職場の空気もどこか冷たい。
転機になるのが、情報部への異動。
ある日、KKKの新聞広告を見つけたロンは、思い切って電話をかける。
声だけの世界では、彼は黒人である必要がない。
ここから、電話対応はロン、対面は白人刑事フリップという、
かなり無茶な役割分担の潜入捜査が動き出す。
🎭 二人一役という妙なバランス
この映画の面白さのひとつが、
ロンとフリップの関係性。
同じ人物を演じているはずなのに、
立場も、見える世界も、背負っているものも違う。
捜査が進むほど、そのズレがじわじわ浮き上がってくる。
会話は軽妙で、テンポもいい。
でも、笑っている裏側で、
それぞれが抱える緊張感が抜けない感じが続く。
🧠 笑えるのに、笑いきれない
KKKのメンバーたちは、どこか滑稽で、
発言も行動も、信じがたいほど幼稚に見える。
ただ、その馬鹿馬鹿しさが、
そのまま危うさにもつながっている。
冗談みたいな思想が、現実で人を傷つける力を持っていることが、
淡々と示されていく。
過激な言葉や差別的な発言は出てくるけど、
それを煽る感じではなく、
空気の重さとして伝わってくる。
🎬 スパイク・リーらしい視線
映画全体に、スパイク・リーらしい皮肉と怒りがにじんでいる。
ただし、真正面から説教するというより、
笑いと違和感を積み重ねるやり方。
過去の話を描いているのに、
どこか今の空気と重なって見える瞬間がある。
それが、後半に進むほどはっきりしてくる。
🔥 観終わったあとに残るもの
潜入捜査のスリルや、
コメディとしての軽さもちゃんとある。
それでも、
これは昔の変な事件でした、で終わらせない意志が、
画面の奥にずっと残る。
笑って観ていたはずなのに、
最後に少し黙り込んでしまう。
そんな不思議な後味を持った映画だよー。

コメント