ろろろ:
ねーねー
「カリートの道」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は1993年の
「もう一度まっとうに生きたい男が、過去と義理に足を引っ張られ続ける、
逃げ道のないギャング映画」
カリートの道
(CARLITO’S WAY)
をゆるっと解説するねー。
📘 作品データ
1993年|アメリカ|アクション・ドラマ
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:アル・パチーノ、ショーン・ペン、ペネロペ・アン・ミラー ほか
🚬 出所から始まる「やり直し」の話
物語は、長い刑務所生活を終えたカリートが外に出てくるところから始まる。
彼はかつて名を知られたギャングだったけれど、今はもう同じ道を歩くつもりはない、と思っている。
店を持ちたいとか、静かに暮らしたいとか、
夢自体はすごく地味で、どこか現実的。
ただ、街も人間関係も、彼が不在だった間にきれいさっぱり変わったわけじゃなくて、
「昔の名前」と「昔の義理」が、当たり前の顔で近づいてくる。
この映画、派手な抗争から始まるわけじゃなく、
まず「戻りたくない場所がある」って感覚を、じっくり見せてくる。
🧭 堅気と仁義、その間で揺れる立ち位置
カリートは、何度も「もう関わらない」と線を引こうとする。
でも、助けを求められたり、恩を返さなきゃいけない場面が出てくると、完全に無視することもできない。
このあたり、
正しい・間違っている、
善・悪、
みたいな単純な話にはならない。
一度作った関係性は、
距離を置こうとしても、勝手に消えてはくれない。
その現実が、じわじわ効いてくる。
堅気になりたい気持ちと、
ギャングとして生きてきた時間の重さが、
ずっと同じ画面の中に共存している感じ。
🎭 アル・パチーノの「抑えた熱」
アル・パチーノというと、
怒鳴る、爆発する、圧でねじ伏せる、
そんなイメージを思い浮かべる人も多いと思う。
でもこの作品では、
むしろ感情を抑え込んだ時間が長い。
余裕を装いながら、
内心では常に先を読んでいて、
「次に何が起きたら終わりか」を分かっている顔。
その抑制があるからこそ、
ちょっとした表情の変化や沈黙が、
妙に重たく感じられる。
🌃 デ・パルマらしい街と視線の使い方
監督はブライアン・デ・パルマ。
カメラの動きや視線の置き方が、かなり印象に残る。
街は派手だけど、どこか息苦しく、
逃げ場があるようで、実はずっと囲まれている感じ。
アクションはあるけど、
爽快感よりも緊張感が前に出ていて、
「いつ崩れるか分からない状態」が続く。
一部、暴力的で生々しく感じる描写もあるから、
そういう空気感の映画だという心構えはあった方が安心かも。
🛣️ タイトル通りの「道」を歩く映画
この映画を観ていると、
カリートは何度も選択しているように見える。
でも同時に、
もうこの道しか残っていないようにも見えてくる。
やり直したい気持ちと、
過去を完全には捨てきれない現実。
その間を歩き続ける姿を、
派手に美化せず、でも突き放しすぎず、
淡々と追っていく一本。
ギャング映画だけど、
銃よりも選択の重さが残るタイプの作品、
そんな印象が残りやすいよー。

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