ろろろ:
ねーねー
「ミッドナイトクロス」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?

AI猫さん:
まかせてー!
今回は1981年の
「偶然拾った“音”が、静かな夜を一気に陰謀の渦へ引きずり込む、
映像と音が神経を刺激し続けるサスペンス映画」
ミッドナイトクロス
(BLOW OUT)
をゆるっと解説するねー。
📘 作品データ
1981年|アメリカ|サスペンス
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ジョン・トラボルタ、ナンシー・アレン、ジョン・リスゴー ほか
🎧 映画は「音」を拾うところから始まる
主人公は、映画の効果音を録音する仕事をしている男。
夜の街で、風の音や虫の声、タイヤの走行音なんかを集めて回る、かなり地味な作業が日常になっている。
この映画、始まりがとても静か。
派手な事件が起きる前に、
「音を聞く」「音を確かめる」
という行為をじっくり見せてくる。
そんなある夜、偶然マイクに入り込んだ“決定的な音”が、
ただの素材集めだったはずの仕事を、
一気に危うい方向へ押し流していく。
🧠 知ってしまったがゆえの違和感
主人公が抱くのは、
「自分は何を聞いてしまったのか?」
という疑問。
ニュースや周囲の説明と、
自分が録音した音の感触が、
どうにも噛み合わない。
このズレが、じわじわ不安を大きくしていく。
確信があるようで、完全には言い切れない。
でも、無視するには気持ち悪すぎる。
真相を暴こうとするというより、
「納得できない状態を放置できない」
という感覚に近いかもしれない。
🎥 デ・パルマらしい“見せ方”の連続
ブライアン・デ・パルマ監督らしく、
画面の使い方がとにかく印象に残る。
分割された画面、
ゆっくり動くカメラ、
視線を誘導する構図。
何が起きているかを説明するというより、
「今、何を見せられているのか分からない感じ」
を意図的に作っているように見える。
サスペンスなのに、
情報が整理されすぎない。
その分、観ている側も主人公と同じ位置に立たされる。
🌃 音と映像が絡み合う緊張感
この作品で特徴的なのは、
映像だけじゃなく、音そのものが物語の中心にあるところ。
音がヒントになったり、
逆にミスリードになったりして、
「聞く」という行為が信用できなくなっていく。
静かな場面ほど緊張が高まり、
大きな音が鳴ると、
逆に嫌な予感が強まる。
派手な驚かせ方というより、
神経をじわっと締め付けてくるタイプのサスペンス、
そんな印象を受けやすい。
🌫️ “知りすぎた男”の立ち位置
タイトル通り、
主人公は「知ってしまった側」に立たされる。
でもその知識は、
彼を守ってくれるものでも、
分かりやすい武器でもない。
むしろ、
誰にも完全には信じてもらえず、
自分だけが確信と疑念の間を行き来する状態。
一部、暴力的で緊張感の強い描写もあるから、
そういう空気感の映画だという心構えはあった方がよさそう。
🌀 サスペンスだけど、後味は少し重たい
観終わったあと、
スッキリ謎が解けた、というよりも、
「そう簡単には終わらない話だったな」
という感覚が残りやすい。
陰謀、偶然、執着、
それぞれが絡み合いながら、
少しずつ逃げ場を塞いでいく。
ブライアン・デ・パルマの
映像マジックと緊張感をじっくり味わうタイプの一本、
そんな距離感で観ると、
この映画の空気を楽しみやすいかもねー。

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