ろろろ:
ねーねー
この映画まだ見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は
机と書類と沈黙だけで、国家の嘘に踏み込んでいく
静かなのに胃が重くなる映画
ザ・レポート
(THE REPORT)
を解説するねー。
📘 作品データ
2019年|アメリカ|サスペンス・社会派ドラマ
監督:スコット・Z・バーンズ
出演:アダム・ドライヴァー、アネット・ベニング、サラ・ゴールドバーグ、マイケル・C・ホール ほか
📂 何が起きている映画か
舞台は2003年、アメリカ。
主人公ダンは、上院の調査スタッフとして、CIAの尋問プログラムを調べるチームに入る。
いわゆるスパイ映画みたいな派手さはない。
銃もカーチェイスもほぼ出てこない。
代わりにあるのは、膨大な文書、消された記録、そして不自然な沈黙。
調査を進めるうちに、
「映像が破棄された」
「記録の書き方がおかしい」
そんな違和感が、少しずつ積み重なっていく。
🖥️ 主人公は、ひたすら読む
ダンの仕事は、とにかく読むこと。
何千ページもの報告書、メモ、内部資料。
机に向かって、画面を見つめて、ひたすら確認する。
この地味さが、この映画の核。
一発逆転のひらめきじゃなく、
気の遠くなるような積み重ねでしか、真実に近づけない感じ。
観ている側も、
「あ、これは簡単に終わらないやつだな」
って空気を早い段階で察することになる。
🧠 正義が一つじゃない世界
調査チームの中でも、考え方はバラバラ。
政治的な配慮、現実的な落としどころ、
守るべきものの優先順位が、それぞれ違う。
ダンは、かなり不器用。
融通がきかないし、空気もあまり読まない。
でもその頑固さが、
「誰かがやらないと、なかったことにされる」
という感覚につながっていく。
🧩 尋問プログラムの影
物語の中で語られる尋問の内容は、
直接的に見せる場面は多くない。
それでも、言葉だけで十分に重い。
精神的・身体的に過酷な描写が示唆されるので、
そのあたりは少し身構えて観るといいかも。
ショッキングさを煽るより、
事実として淡々と置かれる感じが続く。
🎬 静かなのに、目が離れない
全体のテンポは落ち着いていて、
派手な盛り上がりは少ない。
でも、
「これが実話をもとにしている」
という前提が、ずっと頭の片隅に残る。
会話の一言、資料の一行が、
後から効いてくる構成になっていて、
気づくと集中して観てしまうタイプの映画。
📎 観終わったあとに残る感覚
これは、正義が勝つ話、というより、
正義を通すには何を失うのか、を見せる話。
声を上げることの重さや、
記録に残すことの意味が、
じわっと胸に残る。
派手じゃないけど、
観たあと、しばらく考え込んでしまう。
そんな種類の一本だよー。

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