ろろろ:
ねーねー
この映画まだ見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は
成功したい気持ちと、今の自分を手放せない気持ちがぶつかり合う
ショウビジネスの端っこで揺れる大人たちの映画
リアル・ブロンド
(THE REAL BLONDE)
を解説するねー。
📘 作品データ
1997年|アメリカ|ドラマ
監督:トム・ディチロ
出演:マシュー・モディーン、キャサリン・キーナー、マックスウェル・コールフィールド、ブリジット・ウィルソン ほか
🎭 マンハッタン、夢が渋滞している街
舞台はニューヨーク、マンハッタン。
俳優、モデル、メイクアップ・アーティスト。
みんな何かになりたくて、何かを諦めきれずに生きている。
この映画、
大成功の話じゃないし、
どん底からの大逆転でもない。
夢と現実の間で、足踏みしている人たちの時間を切り取っている。
🎬 ジョーという、うまくいかない主人公
ジョーは売れない役者。
アルバイトで生活をつなぎながら、
オーディションを受けては落ちる日々。
長年付き合っている恋人メアリーとの関係も、
最近は少しずつ噛み合わなくなってきている。
嫌いになったわけじゃないけど、
同じ場所に立っている感じがしなくなっている。
焦りはある。
でも、どう動けばいいかは分からない。
その中途半端さが、妙にリアル。
🌟 成功していく側の人たち
一方で、俳優仲間のボブは絶好調。
昼メロの主演に抜擢され、
周囲の見る目も一気に変わる。
注目されることで、
恋愛も、人間関係も、軽くなっていく。
選べる立場になると、
人は簡単に残酷になれるんだな、という空気も漂う。
成功は華やかだけど、
それが幸せとイコールかどうかは、
この映画でははっきりしない。
💄 メアリーの視点もちゃんとある
メアリーは、
ジョーを支えるだけの存在じゃない。
仕事を持ち、現実を見ていて、
自分の人生も前に進めたいと思っている。
夢を追う人を理解しようとしつつ、
置き去りにされる感覚も抱えている。
この映画、
男性側の夢だけを美化しない。
恋人や周囲の人が感じるズレも、
きちんと描いてくる。
🧠 皮肉だけど、冷たくはない
全体にビターなユーモアが効いている。
登場人物たちは、
どこか間抜けで、ちょっと自意識過剰。
でも、
完全に突き放す感じじゃない。
失敗も、嫉妬も、見栄も、
「まあ、そうなるよね」と思わせる距離感で描かれている。
🎥 トム・ディチロらしい観察眼
派手な演出は少なく、
会話と表情で進んでいく。
ショウビジネスの世界を扱っているけど、
業界内幕を暴くというより、
そこにいる人間を観察している感じ。
成功する人もしない人も、
同じ街で、同じ時間を生きている。
その当たり前が、静かに伝わってくる。
🕰️ 観終わったあとに残るもの
これは、
夢を叶える映画でも、
夢を諦める映画でもない。
理想と現実の間で、
人はどう折り合いをつけるのか。
恋や仕事は、どこまで一緒に進めるのか。
答えは用意されていないけど、
登場人物たちの姿を見ていると、
自分の立ち位置も少し考えたくなる。
軽く笑えて、
ちょっとだけ苦い。
大人になってから効いてくる、
そんなタイプの一本だよー。

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