ろろろ:
ねーねー
「ボディ・ダブル」
って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?
AI猫さん:
まかせてー!
今回は1984年の
「覗いてはいけない視線が、欲望と恐怖を連れて暴走していく――
映画そのものが罠になる官能サスペンス」
ボディ・ダブル
(BODY DOUBLE)
をゆるっと解説するねー。
📘 作品データ
1984年|アメリカ|サスペンス
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:クレイグ・ワッソン、メラニー・グリフィス、グレッグ・ヘンリー ほか
👀 “見ること”が仕事の男から始まる
主人公は俳優の仕事がうまくいかず、どこか自信を失っている男。
ひょんな縁から、豪邸に一人で住む留守番役を引き受けることになり、そこで思いがけない光景を目にする。
望遠鏡の向こう側に見える、毎晩決まった行動を繰り返す女性。
最初は偶然だったはずの視線が、
だんだんと「見たい」「確かめたい」に変わっていく。
この映画、事件が起きる前から、
覗くこと自体がすでに危うい行為として描かれている感じがある。
🌀 オマージュが重なる不穏な空気
デ・パルマ作品らしく、
ヒッチコック映画を思わせる構図や設定がいくつも出てくる。
高い場所、覗き、視線の移動、
そして「見てしまったことで始まる不安」。
どこかで観たことがあるような感覚がある一方で、
80年代らしい色気や過剰さが加わって、
だんだん別の方向へ転がっていく。
懐かしさと違和感が同時にある、
そんな空気がずっと続く。
💃 官能と危険がくっついた世界
この作品は、かなり官能的な描写が多い。
露骨というより、
視線や身体の動きで誘惑してくる感じ。
でも、それが単なる色気で終わらず、
「これは安全なのか?」
という不安とセットで置かれている。
魅力的に見えるものほど、
近づいていいのか分からない。
その感覚が、画面全体に染み込んでいる。
R15+相当とされる理由も、
単なる刺激というより、
心理的な居心地の悪さにあるかもしれない。
🎥 デ・パルマの“見せすぎる”演出
カメラはとにかく動くし、
視線の誘導が露骨なくらい分かりやすい。
「ここを見て」
「今は見逃さないで」
そんな監督の声が聞こえてきそうな演出が続く。
その分、
観ている側も主人公と同じように、
状況に巻き込まれていく感じが強い。
サスペンスとして整理されているというより、
映像体験そのものを浴びるタイプの映画、
そんな印象を受けやすい。
🌃 現実と映画の境目が揺れる
物語が進むにつれて、
主人公が信じているもの、
観ている側が信じているもの、
その両方が少しずつ不安定になっていく。
何が本当で、
何が演出なのか。
この映画、
答えをきれいに教えてくれるというより、
「映画って、そもそも全部仕掛けだよね?」
と問い返してくる感じがある。
🧩 好き嫌いが分かれやすい一本
刺激が強く、
クセもかなりはっきりしている。
ストーリーを追う楽しさより、
映像や雰囲気をどう受け取るかで、
印象が大きく変わりやすいタイプ。
官能、サスペンス、映画オマージュ、
それらがごちゃっと混ざった世界を、
そのまま楽しめるかどうか。
ブライアン・デ・パルマの
「やりすぎかもしれない美学」を体感する一本、
そんな距離感で向き合うと、
この映画の妙な魅力が見えてきやすいかもねー。

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