ノーカントリーってどんな映画?(ネタバレなし)

ろろろ:

ねーねー

「ノーカントリー」

って見たことないんだけどさー
どんな内容の映画なのー?

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
【ストーリー】 200万ドルを奪った男、彼を追う最凶の殺し屋、事件の謎に迫る保安官── 息づまる戦いの果てに、男たちの運命は予測もしない結末を迎える! 荒野で狩りをしていたベトナム帰還兵のモスは、偶然ギャングたちの死体と麻薬絡みの大金200万ドルを発見。 その金を奪ったモスは逃走するが、ギャングに雇われた殺し屋...




AI猫さん:

まかせてー!
今回は
「善悪も理由も置き去りにして、ただ“不運”だけが歩いてくる映画」

ノーカントリーを、ゆるっと解説するねー。


ノーカントリー

(NO COUNTRY FOR OLD MEN)

📘 作品データ
2007年|アメリカ|サスペンス・ドラマ
監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン ほか


🏜 きっかけは「拾ってしまったこと」

話の入り口は、かなりシンプル。
荒れた土地で、偶然“何か”を見つけてしまった男がいる。
それを拾った瞬間から、空気が変わる。

説明は多くないし、
「これはこういう意味です」と教えてもくれない。
ただ、選択がひとつあって、
その先にもう戻れない感じだけが、じわっと伝わってくる。

この映画、序盤から
「嫌な予感」を隠そうとしない。
静かだけど、落ち着かない。


🪙 コイントスが象徴するもの

途中で登場する、印象に残りすぎる人物がいる。
感情が読めなくて、行動の基準も見えにくい。

彼がよく使うのが、コイントス。
運に任せているようでいて、
実は運だけでもない、変な距離感。

このあたり、
「運命」「偶然」「選択」みたいな言葉が
頭の中を行ったり来たりするけど、
映画はそれを整理してくれない。

考えたくなったら、勝手に考えて、という態度。


👮 老いた保安官の視線

もう一人、重要な視点になるのが、年配の保安官。
彼はずっと状況を追っているけど、
どこかで時代とのズレを感じているようにも見える。

事件を解決するというより、
「理解しようとしている」感じに近い。

この映画、
誰かが全部を把握している場面がほとんどない。
それぞれが、自分の見えている範囲で動いているだけ。

だから安心できる軸が、なかなか見つからない。


🔇 音が少ない時間の怖さ

音楽の使い方も、かなり控えめ。
静かな場面が多くて、
足音や風の音の方が目立つくらい。

その沈黙が、
「次に何が起きるか」を予告しないぶん、
余計に神経を使わせる。

派手な演出で驚かせるというより、
何も起きていない時間が、ずっと落ち着かない。


全体を通して、
親切な説明も、感情のガイドも、あまり用意されていない。

でもその分、
観ている側が勝手に意味を探し始めてしまう。

「これは何の話だったんだろう?」
と、観終わってから考え続けてしまうタイプの映画。

答えははっきりしないまま、
妙な重さだけが、あとに残る。



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